2017/11 映画感想まとめ

悪魔のいけにえ ★3.0

悪魔のいけにえ 公開40周年記念版(字幕版)

かの有名なレザーフェイスが出るホラー映画なのだが肝心のレザーフェイスより怖い奴がいる
序盤に出てくるヒッチハイクで乗せてしまった男だ
通常と狂気の均衡がギリギリ保たれてて崩れる感じがマジでいたら詰むキチガイで本当に怖い
序盤にこいつが出た所為で全編緊張感がある

そのおかげかレザーフェイスが出るとなんだか愛らしいのでホッとしてしまった、それがレザーフェイスの人気の秘訣かもしれない
体が大きいのに滅茶苦茶機動力あるのは怖いが基本かわいい
とにかく撮り方や間の取り方が怖くて緊張し疲れてしまった
得体の知れないのが怖い映画なので終盤はまったりした

車椅子のデブが完全に性格が終わってる上に中二病だし普通に仲間とも仲が悪く、生き残る訳でもなかったのでなんでこいつ本当に来たんだ、という印象が強かった
楽しい映画です

 

ブレードランナー 2049 ★4.5BLADE RUNNER 2049 (SOUNDTRACK) [2CD]

ブレードランナー待望の続編、新型レプリカントの刑事がとある事件を追う内に自分の使命や出自について考える、といった話

前作ではレプリカントと人間の関係を掘り下げたが本作では実体のある機械と無い機械を取り扱ったところが好き、彼女可愛すぎるし絶対感情ある

世界観も引き継いでいて心地よく、台詞で説明せずに画面で語っている感じが好きだった

キッチリ整然と並んだ機械的町に住む人間とバラバラな区画の田畑に住む旧型レプリカントとか、二人のポニーテールの女の雰囲気の違いとか深読みし過ぎと言われたがそうしたくなるものがある

ラストまでの積み重ねがうまくて最後グッときた

しかしインド映画並みの長さはかなりきつかったし、話の流れは綺麗だが回収してない伏線が気になる、やっぱりまだ続きあるのかな

主演のライアンゴズリングは演技はよかったけど少しレプリカント感に欠ける

次があるならもっと顔が死んでる人がいい

 

エンドレス・ポエトリー ★4.0Sueño sin fin (Endless Dream)

リアリティのダンスに引き続き映画監督ホドロフスキーの青年期を綴った自伝映画

支配的な父親の元、田舎町で抑圧された青春時代を過ごしたホドロフスキーが家から出、仲間と共に創作に打ち込んだ本作は自由の歓喜が満ちていて前作とは毛色が違うと感じた

前作では輪郭の曖昧な現実と内面世界が描かれておりそこが好きだったのだが、今作では青年期という事もあり輪郭のある現実の話だった

美術は相変わらず独自の鮮やかな世界が展開されていて面白いし、奇妙な小噺が連続する構成もそのままだが、曖昧な作品が好きなのでくっきりしてしまったのは少し残念

詩人仲間とひたすら直進をし続ける所は痛快で楽しかったし、超絶ピアニストのピアノ破壊テクは最高だった

特に序盤の音楽とともに街並みに幕がかかるところが良すぎて震えた

すごくよかったんだが、期待が高まり過ぎて何来ても満足出来ない状態で観たんだろうと思う

 

メッセージ ★5.0

メッセージ (字幕版)

ばかうけ型宇宙船の世界中への出現を受けて言語学者が宇宙人との会話を試みるという話

全体的な話はなんだか壮大なのだが、それが個人の話にラストで収束していく流れが本当に美しくて感動してしまった

こんなうまいシナリオがあるのかと思ってしまう

素晴らしい映画をありがとう…

淡々とした語り口が終盤にいくにつれて熱がこもってくる、みたいな映画で本当に良い
諦めのような悟りのような着地点もいいし、原作も読みたくなった
宇宙人やその文字の概念とかデザインとか少し意表をついてくる所があって好き
個人的に今年ではトップレベルに良かったです

 

ナイスガイズ! ★4.0

ナイスガイズ!(字幕版)

後日追加します

 

ドント・ブリーズ  ★3.5

ドント・ブリーズ (字幕版)

後日追加します

 

ーーー

書かないと一生書かないみたいな感じになりそうなので、

あげられる内に未完成のままあげて追加していって完成させる感じにします

観たらすぐ書く癖をつけたい…

今月:6

今年:64

2017/10 映画感想まとめ

ザ・コンサルタント ★3.0

ザ・コンサルタント(字幕版)

高機能自閉症の男が昼は凄腕会計士、夜は凄腕殺し屋としてやっていく話
主題はそれそのものではなく自閉症などの社会と隔離された存在がどうやって人と関わっていくかという所にある、あらすじからはイメージのつかないハートフル系な終わり方

何というか個人的にこの映画は盛りすぎ感が否めない、一連の流れは分かりやすい様になってはいるもののサブストーリーが繋がった様に感じる
しかし夢があっていい話だ、障害がある人にも周りからの多大な協力や評価があってそこから社会への糸口が掴めるというか
現実もこうであればよいね…

他の方の書いたレビュー読んでなるほどと思ったのはベンアフレックは感情豊かな方では無いから今回はハマり役だったということ
どことなく常にぽさがあって良かった
アナケンドリック、意識して見てはいないのだがいつ見ても役が良くて段々好きになってしまうな

 

ザ・ガーデン ★2.5

ザ・ガーデン [DVD]

連続性のない短い映像と音楽が延々と続く映画です、生涯で見た映画で最もストーリーがない、流石に全部観るのはきつい
テーマは宗教・LGBT(Gより)だと感じました
砂場でキノコを摘む女がいると思ったら、海辺で男二人が性行為を始め、暗がりにいる女が突然絶叫する、みたいな感じで万事進む

首吊った男を揺らして踊るオカマっぽい男が神とクレジットカードに感謝する歌を歌うシーンが好き
マルティンシュリークのガーデンが観たかったところ間違えた
こういう伝わりにくいけど好きなの撮った感じで、好きに撮らせて貰えて劇場で公開出来るのは幸せだろうなと思う

 

Mr.タスク ★4.0

Mr.タスク スペシャル・プライス [Blu-ray]

セイウチに異様な執着を示す老人の家に行ったらセイウチ人間にされてしまう、という話
少しずつ改造されるのかな…?と思いきや、序盤以降はサクッと改造される
改造後の姿や改造による絶望感が生々しくエグい
こうなったら詰み、という肉体改造が丁寧に描かれる

似た話で有名なのはムカデ人間だが比較すると改造後の絶望や生活が丁寧に描かれていたり、救出サイドも丁寧に描かれているという所
ラストまでセイウチオタクの老人はトチ狂ってて面白かった
某有名俳優が出るのが話題になっていたがAIなどで有名な子役の成長後がナイスギークで良かった

 

マグニフィセント・セブン ★3.5

マグニフィセント・セブン (字幕版)

七人の個性的なガンマンが貧しい村を守る為に大軍に立ち向かうという西部劇
個人的な問題であるのだが七人全員がしっかり把握できなかったので気付いたら減ってた…劇場で観たらもう少し違ったかも
全体的にかっこよく、荒くれ者達がただ正義の為のみに命を燃やすのがシビれた、よいエンタメ

凄腕ガンマンに色々な作戦も加えて大軍相手でも何とか勝ててしまいそうな感じが見ていてハラハラ出来て良い…仲間集めパートもどんどん集まってくるのがテンポよくて楽しい
前日に怯えて逃げたけどやっぱ戻ってきてからのラストがかっこいいのでグッドナイトが好き、名前もかっこいい

 

スイス・アーミー・マン ★4.0

スイス・アーミー・マン

無人島に打ち上げられた男が見つけたのは便利な死体、これを使ってやっていくぜ、という話…予告の上では
正直ネタバレをまず話してから感想を書きたい
死体を使ったサバイバルは大体序盤のみで中盤は人生・社会・愛とはという内容についていい音楽といい映像で観れる、そのままMVにしたいくらい

主人公がジャングルで作った手作りの文明、最高
とにかく予告編観た時も思ったが変で形容し難い内容である、個人的に好きだけどおすすめ出来ない
お前思ったよりそうなるの早いな、とか思う
最後は絶望の中に救いのある様なオチなのだが、この状況(絶望)への持ってき方が少し雑過ぎて興醒め

やりたい事が多過ぎていっぱい詰め込んだ結果とは思うのでラストで興醒めしても好感がある
凄い良かったとはあまり言えないけど作った人がまた新しいの撮ったら観に行っちゃうと思う

 

JM ★3.0

JM (字幕版)

データを頭の中に入れて運ぶ運び屋とそれを追うヤクザの話
この時代、和を取り入れたSFが多く感じ、過去の日本はそれだけ勢いがあったんだなと思った
今は中国がその位置な気がする
若い頃のキアヌVS北野武、不思議な組み合わせ
古いSFなので命がけで運ぶデータ容量が小さいし暗号はFAX送信

レトロフューチャーな感じが楽しい
ブラウン管テレビをガタガタに山積みの場所とか滅茶苦茶かっこいい
VRしながら一人でモゾモゾやってるキアヌは普通に面白かった
演技は全体的に拙い感じもあり、話にポンコツさを感じたりもしますが、それも味だった気がします
キアヌが普通に我儘で面白かった

 

武器人間 ★2.5

武器人間(字幕版)

よくある戦時下の秘密実験もの、人間の頭おかしくして武器つけるぜ!
一般的にこういった映画では敵のデザインは一種類だったりするのだが様々な改造人間が出てくるのが本作の魅力、どれも無骨でかっこよくて愛を感じる
POVな所為でしっかり見れないのが残念、逆にその方がよく見えるのか

登場人物達、特に主人公の性格が九割クソなので安心して殺戮シーンを観れる
こういう主人公は後々から理由付けみたいなのが加えられるものだがそれもだからってこんなクソな振る舞いである必要が?となった
POVは最初は苦しく感じたが鏡で撮ってる本人映ったり面白かった
若干テンポが悪くてきつかった

 

ゲット・アウト ★4.5

ゲット・アウト【DVD化お知らせメール】 [Blu-ray]

白人の彼女の家に挨拶に行くのを不安がる黒人の彼氏、案の定彼女の家はどこか変で…という話
単純に凄いよく出来てて面白かったので、なるべく事前情報無しで観て欲しい
音楽や画面(タイトルの出方好きだった)、演技や演出がしっかりしていてテンポも良かった

特に女性陣の演技良くて彼女役の声色だけ変える喋り方とか大きな表情変化なく雰囲気変えるところ凄い、メイド役もこわい
結構ドキドキしながら観てたので、主人公の友人のパートで息継ぎしてた
コミカルだけど有能なのいいよね
結構トンデモな設定ではあったが最後の勢いとか考えると気にならなかった

鹿の剥製タックルとか終盤クソ強いとこ楽しかった
あと一般的な差別のイメージは貶したりとかだけどこの映画では違うパターンの現代風な差別の気持ち悪さみたいなのがよく表現されてて良かった、色んな人に観て欲しい

 

ハドソン川の奇跡 ★3.0

ハドソン川の奇跡(字幕版)

街上空での飛行機の両エンジンの停止、そこから不可能と言われるハドソン川への着陸を果たし乗客の命を救った実在の事件を扱ったもの
これだけ書くとアツい飛行機モノな気がしますがどちらかと言えば本作はその事件の後の騒動を中心に淡々と描いた作品になります

ハドソン川への着水は危険行為であって結果は良しにしてもパイロットに問題があるのでは?と非難にさらされ続け…みたいな話で心が苦しい
勿論事故のシーンも回想であるんですがドラマチックさは押さえ気味で必死だけど冷静なトムハンクスと噛み合ってて良かった
副操縦士がコミカルで救われた

最初はえっもう事故終わったん!?みたいな感じからぐったりしていき最後にスーッと気持ちよくなってほかほかしながらエンディングをみれた、見事だ…
イーストウッドの映画はいつも見事だとは思うが映画に非日常を求める自分には登場人物の心理描写がリアリティあり過ぎてつらい、匠の技だ…(つらい)
航空業界は関心があるので観て良かった

 

ーーー

11月中に更新って言ってたのに12月になっちゃった…

年内にどうにか全部書ききってブログ納めしたいところです

今月:9

今年:58

2017/9 映画感想まとめ

無垢の祈り ★4.5

独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)

映画用の画像が無いので原作小説貼っときます

学校ではいじめられ、家では父親性的虐待を受け、町でもいたずらを受ける少女

そんな少女の町の周りでは連続殺人事件が起きており、少女はその事件に執着する、という話

どうしようもない鬱屈とした苦しい話が淡々と展開し、観ていて苦しい

度々少女が訪れる夜や人気のない工場郡が無機質で綺麗、バイオリンの静かなBGMも良かった

 本当に厳しい少女の世界をただ観るしかないのだが、ラストの少女の叫びで圧倒的カタルシスが得られる

ラストのために劇場で観たい映画だった

 

悪魔のしたたり ★2.5

悪魔のしたたり ヘア無修正版 [DVD]

見世物小屋で行われる残虐ショーは本物の殺戮ショーだった!

馬鹿にした評論家を見返すためもっとスゲェ事をするぜ!という話

脳みそにストロー刺してチューチューしたりちんこホットドッグを食う

基本的にはストーリーはあってないようなもので時間稼ぎかテンポが悪く、チープ

小人と主人が仲良く拷問しまくるのが楽しい、小人かわいい

今観ると割りとぬるい出来なのだが二人を助ける医者が結構なサイコ野郎でテンション上がり過ぎた医者にドン引きする二人に殺されるシーンが面白かった

 

リミット ★3.0

[リミット] (字幕版)

男が目覚めたのは棺桶の中だった、残り僅かな空気で脱出不可能な中どうすればいいか…というワンシチュエーションスリラー
これだけの内容で映画の尺が持つのか?と思ったが緊迫感のある画面作りでヒリヒリした
ただ、若干非現実的なまでの絶望的状況ではと少しだれた
ただただ不安感を募らせるのもいいがラストの部分をもっと拡張して、飴部分を増やして落差で絶望に突き落として欲しかった気持ち
贅沢かもしれない
観てよかった

 

私が、生きる肌 ★4.0

私が、生きる肌 Blu-ray

全身火傷して絶望して自殺した妻と同様に自殺した娘を持つ医師は女を監禁し完全な肌の研究に執着していたという話
前半は凄くフェチ的な内容にあるにも関わらず性的描写を極力抑えている様に感じた、そのお陰かサイコ野郎なはずの医師の悲哀に寄り添えた様に思う
明確に分けられてはいないが後半の回想から物語の焦点は監禁された女に切り替わり、描写の仕方が変わった様に感じた
回想か退屈だなぁと思った所に流れる様に二つの視点から観れるのは凄いと思った
ラストはエクスマキナ的な爽快感がある
内容も面白いが描き方も凄いので是非観てほしい
顔を作り変える医師の女を監禁する様子がデカデカと見える部屋にだけある絵の顔が無かったり、小物にそれぞれ伏線があったり画面の隅々まで面白かった
女役の人がキリッとした美人なのも良い…
全身タイツでヨガやるの最高だな…


アメリカンバーガー ★2.0

アメリカン・バーガー [DVD]

バーガー工場で作られていたのはアメリカ人の肉を使ったアメリカンバーガーだった、定番設定の軽〜いカニバリズムもの
バーガー工場での恐怖だとか奇人シェフとかもっとしっかり描きどころはありそうなのにそこらは全部省略して森での追っ掛けっこに終始したのが残念
生肉場の作業員の殺しの手際が良いのは良かったがこれではゾンビものと大差ないのでは…人間ならではのトラップももう少し色々あって良かったのでは
それでもどうにか退屈せず観れたのは程々のギャグと複数チームに別れたストーリー展開によるものと考えられる
結局全体的に程々で心臓に良さそう
面白かったのは遺言が肉団子だったり、全く殺戮とは関係のない運がひたすらいい奴がいたり、なんだかんだみんな見捨てまくってた所
殺しの勢いがとにかく早いので、この勢いだと倍は出さないと30分以内に全員死ぬのではと思ったけど最後まで持って良かったのです

 

ダンケルク ★5.0

DUNKIRK
ダンケルクに追い詰められ、取り残された40万の兵士の救出作戦を描いた作品
救出される側の兵士の視点を主軸に救出する側のボート、航空機の三軸で物語が描かれている
開幕直後の銃撃からはラストまでずっと溺れているかの様な息苦しさと緊迫感
状況を好転させる劇的な方法は無く、ただ必死にやれる事をやるしかない
人の死を悲しむ暇も無く、それぞれがただ自分が生きる為に必死に目の前に立ち向かうしかない
余計なドラマもなく、人の死にもどこか麻痺した感覚で見る事になる
三軸構成にした事でただのピンチ連発にならなかったのが良かった
後この話の中で(恐らく)誰も生きて栄光らしい栄光を勝ち得無かったのがまた、ドラマチックさが抑えられていていかにも創作物を観た様な視聴後感にならなかった
未だに帰ってこれない様な茫然とした感じ
遮蔽物ゼロの砂浜の爆撃で兵士達は身を伏せて当たらない事を祈るしかない、くるものがある
轟音と大画面に没頭したいので映画館で観たい映画
100分程度とは思えない位体感時間は長く、退屈しなかった

 

小さな悪の華 ★3.5

小さな悪の華 [DVD]

修道院に通う二人のイタズラ好き少女は夏休みの二人の世界の中でその悪を互いに増幅させて行く、という話
公開当時は多くの映画館で禁止になったというが、悪といっても派手なエログロシーンは少なく、キリスト教圏外にいる我々には本作のショッキングさは分からないかもしれない
しかし、無垢に笑いながら好奇心や遊びの感覚で残虐行為を続ける少女達は観ていてざわつくものがある
彼女達は二人で遊ぶ事が目的であって他の道もあったのではないかと考えた
下着姿や足を見せて男を誘惑するもののからかうのみが目的といった感じで危なっかしい
下着の形状がエロい
正直なところ、中盤までは何でこの映画が有名で評価されているのか分からなかったが、ラストシーンが凄い良かった
他のシーンはここに至る為だったと感じれた、美しく痛ましい
少しずつ階段を踏み外し美しい破滅に向かって行く少女達を丁寧に描いた映画

 

ーーー

7本観た

映画を長いこと観ないで過ごすと映画を観る体力が落ちます

あと感想書く体力も落ちます

10月に観た映画は11月中にまとめるぞ…

2017/4-8 映画感想まとめ

4月
トレインスポッティング ★3.5

トレインスポッティング(字幕版)

若者と薬の話

若い時に感じる誰にでもある様な漠然とした不安や焦り、それによって生み出される刹那的な衝動をヘロインの力を借りて極限まで濃縮、増幅させた様な映画だった

それを滅茶苦茶にやるのでなくしっかりやっているのがこの映画の魅力だと思う

映像表現も考えられていて何気ないシーンもかっこよかった

 

5月
バグダッド・カフェ ★4.0

バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版 (字幕版)

砂漠のど真ん中で捨てられたおばさんとそこでたった一軒のホテル兼カフェ兼ガソスタを切り盛りする夫が出てったおばさんの話

すぐ意気投合してわいわいというより排他的環境からじわじわ沁みてく感じ

大きい幸せな事が起こるというより小さな承認の積み重ねだ
それが積もり積もって幸せになる系の映画

何と言っても最高なのは砂漠特有のモヤのある風景、小汚い喫茶店の色合いや捉え方、どこか寂しい音楽

しゃくれたガミガミおばさんとデブのおばさんが最後には溌剌とした少女にすら見えて良かった

女の友情もの?なのかな?

シネマハンドブックの斎藤工のレビューで知ったのでありがとうという気持ち


6月
ベスト・キッド ★3.5

ベスト・キッド (字幕版)
異国から来たいじめられっ子が謎のおじさんにカンフーを教わり強くなるぞ!王道な師弟モノで楽しい

何よりも中国をかなりエキゾチックな視点で撮っているのが良かった

外国人の視点から見たゴミゴミしているけど異国情緒漂う中国の捉え方で観ているといきたくなる
子供が結構細マッチョで体くらいの大きさのスケボ持ってたり、何となく洋風でお嬢様ぽい子とかでかわいい

師弟関係もよく喋るとかでなく修行シーンを沢山流して信頼感が伝わるのが良かった

ただ地上波放映だからか見逃したのか色々説明不足だなと感じる所も多く、その内ちゃんと全部観たい

 

7月
ホラー喰っちまったダ! ★3.5

ホラー喰っちまったダ! [DVD]

カニバリズムコメディもの

ジャケットとタイトルで想像するままの内容で満足

目的が無くほぼシルエットが全裸の女が多く街を闊歩してる世界だしそれを食べるので最高

主人公の妻の表情と過剰な演技みてるだけで元が取れるくらい面白い

オチは謎だけどそれでいいよ!それで

人とダラダラワイワイ観ると結構楽しい映画です


ザ・セル ★5.0

ザ・セル (字幕版)

人の夢に潜ることの出来る精神医療の技術を持つ人が昏睡の連続殺人犯の脳に潜り被害者の居場所を調べる、という話

“ヴィジュアルモンスター”ターセムシンの作る圧倒的画面の美しさ

怖くてドキドキする様なシーンですらも美しくてどこかエロい、インドっぽい音楽と豪華な美術が本当に凄いので是非これを観てトリップして欲しい

落下の王国が元々好きなんだがザ・セルは更に毒があって好き

連続殺人犯をどこまでも強く癒す感じが観ていて浄化されました、DVD買ってよかった

 

8月
アンフレンデッド ★2.5

アンフレンデッド(字幕版)
SkypeからFacebookからサイバー呪いお化けが!という話、丁寧に丁寧にクズ達を殺す
チャットや会話の同時進行なので字幕で追うと中々ノれない感じがする
パソコン画面で終始進行するのだが操作してる時間が退屈に感じた
後、幽霊の自殺原因の動画、確かに地獄だけど割りと引っ張られたのでこの程度かと思ってしまった
SNS世代が善悪の判別がつかずに面白い・面白く無いを何でもシェアする感じを揶揄してるのかなとは思った
割りと評判よりは悪く無かったと感じました
紙ピラッと見せた瞬間速攻自殺するの面白かったし何故か自分の命を盾にブチ切れる奴とか面白かった

 

ーーー

6ヶ月で6本

長い映画禁に耐えてよく頑張ったなと思いました

2017/3 映画感想まとめ

フリークス・シティ ★3.5

フリークス・シティ [DVD]

ゾンビとヴァンパイアと人間がギリギリ共存する街にエイリアンがやってきて、それをダシに三種族は大喧嘩!な話

オタクなゾンビとヴァンパイアな女の子と普通の高校生が手を取り合って解決します

楽しい

楽しかったが観た直後の感想書いてない…

のであまり分からないですね…

 

ラ・ラ・ランド ★5.0

ラ・ラ・ランド(字幕版)

ジャズピアニストのセブと俳優のミアが夢を目指して頑張る話

こういうミュージカルは歌うタイミングで現実に引き戻されがちだがいきなり最高に歌って踊って世界に惹き込まれた

ダンスシーンは煌びやかで色鮮やかだし、ミアの力の抜けた踊りとセブの力強い踊りがそれぞれのキャラクターを表していて良かった

2回目観たので字幕観ないで楽しめたし色々翻訳との違いで気付いて面白いとこもあったんだが映像と音楽が良過ぎるのに持ってかれて結構忘れてしまった

オーディション後のシーン、ミアがもしも(if)でしょって言ってるのにセブが頑として女優になった時(when)で言ってるの良かった

後freezingってのを寒くて凍える?みたいに長く訳してリズム合わせてた様に思う

もっと発見があった気がするのだが完全に思い出せないし上のも合ってるか自信ない

後ピアノでセブとミアが歌うシーンの歌詞、序盤のパーティのとこの歌詞とリンクしてるのかなと思った

ララランドは夢を追いかける話だけど夢は二軸あって片方を成功させて片方は諦めるってのがミソなのかなと、うまく言えないが

セッションの流れというか

最後の妄想シーン、夢は達成するから過去が輝き、その過去の中にもう一つの叶わなかった夢を束の間観る、みたいな構造だなと思ってサンドイッチみたいになってるイメージなのだけど相変わらずうまく書けない

 

モネ・ゲーム ★3.5

モネ・ゲーム [DVD]

絵画収集が趣味の大富豪専属の絵の鑑定士は贋作を売りつける事で常日頃の復讐をしようと目論むが中々うまくいかず、というコメディ

コリンファース、アランリックマン、キャメロンディアスという豪華な布陣で話は綺麗にまとまっている印象

下品でしょーもない日本人が出てくるの好き

OPが丁寧なアニメーションで良かったしオチはちょこっとどんでん返しかも

オナラやゲップで笑わせに来るのめっちゃアメリカンだなと思った

高級ホテル内で下半身パンイチで色々誤魔化しまくるコリンファースが面白かった

よく出来てるけど少し物足りなかったかも

 

スモーキング・ハイ ★3.0

スモーキング・ハイ (字幕版)

たまたま発見した殺人現場でレア物のハッパを落としたせいで身元が割れてしまい追われる身となった冴えない男と売人のドタバタコメディ

スッキリまとまってるようなまとまっていないような、コメディもそこそこ

だが道中でタイトル通り仲良い男たちがハイになってるので和む

そのおかげか観ていて緊張感とリラックスが交互に来るので彼等の心境を追体験しているみたいで面白いと思う

全体的なコメディがやたらホモ寄り(LGBT映画ではない)なので腐女子の人が好きそう(偏見)

 

哭声 コクソン ★4.0

哭声/コクソン(字幕版)

田舎町で連続して起きる家族が家族を殺す異様な事件、警察官は最近日本から来た余所者が怪しいと考えるが…と言う話

長丁場ではあるが、話が何転もして色んな方向から観れるので余り長く感じなかった

特に自分としてはこれはゾンビものとしても観れると感じていて、実際にゾンビが現れるとしたら始めはこの様に田舎町の怪事件的取り上げられ方なのではと思った

しかしこの映画においてゾンビは主役ではない、ひたすら疑りあう人々と何を考えているか分からない國村が主役と言える

超然としているとも思える國村が疑う人々に追いかけられる國村が焦った表情を見せるシーンではガラリと印象が変わって鳥肌が立った

ラストシーンでまた印象が変わったのも良

朝食のシーン、韓国の人ってマジで韓国海苔とキムチ食べてるんだなと思った

子役が可愛いのに怖い時は怖くて演技が凄い…

湿疹みるシーンはぱんつが水玉でしたね…

なんて言うか実体の無いフワッとしたホラーって全然怖くないのだがコクソンの肉肉しい怖さは新鮮で良かった

とにかく観てと言いたい 

 

ーーー

5本、ここから色々あって長い映画禁に入りました

2017/2 映画感想まとめ

2月1日
PK ★5.0

PK ピーケイ [DVD]

宇宙人のPKは地球に降り立った直後宇宙船帰還の為のリモコンを奪われ帰れなくなってしまう、地球でリモコンを探す最中彼は神に救いを求めるが同時に多くの疑念を持つ事になる

そんなPKに振り回されて少し良くなっていく人々や世界を描いた話

ISISや宗教差別などが近年多く問題になっているがじゃあ神とは何か?について、頭でっかちにならずに純粋な子供の様な視点で考えた作品であると思う

神とは何かは主題ではあるがそれよりもしっかりとしたハートフルドラマになっているので固くならずに見て欲しい

きっとうまくいくと同監督・主演であり変わり者が社会制度にまっすぐ立ち向かう所は共通していると言える この監督の作品はギャグや会話の細部にまで伏線を入れ、しっかり回収しきるのが魅力の一つで本作でも最後には全てが繋がって感動した

二時間半の長尺ではあるがしっかりと笑いがあり、ドラマが間延びせず破綻しない、音楽もしっかりと心情表現に使うので濃密

ダンスシーンがインド映画にしては少ないのも特徴だが、少ないダンスシーンは兎に角テンポよくカラフルで楽しいのでずっと見ていたくなる

最後のED曲ですらあーなるほどとなったしよく考えられてる

ヒロインはショートカットで活発でしっかりしてるのに詩が好きだし大事な所で内気になってしまう様な部分があって可愛い

シナリオ以外も沢山褒めたいのにちょっと書き過ぎたのでここまで

とにかく観たら分かるんですが最高です

 

2月2日
ストレンジャー・コール ★1.5

ストレンジャー・コール [DVD]

ベビーシッターに来た家には知らない人から15分おきに電話が、という話

ただ電話を受けながら家中を徘徊するのみで上映時間の殆どが過ぎる、無である

劇中の警察官同様観客にも何もする事は無い

ベビーシッターなのにベビーはほぼ出てこなく、終盤で子供居たのかよとなった

唯一の見所は電話の相手との戦闘シーンだが散々引っ張った割りには素手だし弱い、せめて何か武器使えや 先に死んだ人がいるなら殺されるシーンを撮るくらいのサービス精神は欲しかった

 

籠の中の乙女 ★3.0

籠の中の乙女 [DVD]

三人兄弟は外は危険と誤った常識を教え込まれ家の中でのみ暮らすが長女は外の世界を切望するのだった

ひたすら奇妙なルールに支配された変な映画だ

同監督のロブスターに比べると少々間延びしてしまうが歪んだ親の愛情と到底理解出来ない子供達の予測不能な行動が観ていて楽しい

特に理解不能だったのが妹だ

叫びながら人形を引きちぎったり兄弟の膝を唐突にハンマーで砕いたりする

特に目的意識の無い(見えない)サイコパスなので観ていてゾワゾワした

個人的にはもっと長い時間軸で破綻の見えているこの家族の最後までを観たかったがラストは一応の破綻と言えるかな

 

2月5日
クリムゾン・ピーク ★3.5

クリムゾン・ピーク (字幕版)

幽霊が見える作家志望の女が結婚した相手は赤い粘土山の上のボロ屋敷の仄暗い過去を持つ準男爵だった

雰囲気的に高慢と偏見と幽霊って感じかな…?やっぱゾンビだこれ!ってなった

ゴシックな雰囲気と素敵なボロ屋敷の映像や登場人物が立ってて良いが伏線が分かりやす過ぎる

主人公目線での謎解きの様な話なのでもう少し展開が見えない方がドキドキ楽しめたと思うのだが結構序盤で先が分かってしまい残念

幽霊なのに割りと物理で倒せそうなのも少し…個人的にはシャイニングの腐れババァみたいなイメージ しかし雪山に赤い粘土がジワジワ浮き出たり、夜の館のシーンが緑と赤だけみたいになっているのとか恐怖シーンでドア何枚か開けた先の遠くの廊下を見せるのは凄く良かった、こだわりを感じる

好みでいうと割と好み

こういった映画での犬は死んだり場を搔き乱したりするのだが存在感があまり無い犬だった あとインモラル

 

2月7日
ミッドナイト・イン・パリ ★3.0

ミッドナイト・イン・パリ(字幕版)

パリを愛する小説家の男が深夜のパリに行くとそこは彼の愛した時代になっていた

タイムスリップする中で今現在の良さを再確認していく話、割りとありそうで見ないテーマかも

ウディアレンの映画は初めてだが思ったよりあっさり風味

パリの町並みとロマンチックな音楽が良い

コメディだと認識していたが思ったよりドラマよりだ、主人公がロマンチストが過ぎると思ったがラストは良いには良かったのだろうか

響く人は響くだろうなと思った

沢山の過去の有名人が出てくるのが面白い、ダリがサイ好き過ぎる

 

2月8日
パプリカ ★5.0

パプリカ

セラピーのため夢の中に潜る機械が盗まれて夢がどんどん侵食されていく…

本当に夢の中にいるような鮮やかさやグニャグニャさ、連続性のなさをそのまま見れてリアルな部分はリアルに描きつつアニメならではの表現を混ぜ込んだ映像は無二であると感じた

特に妖精となったパプリカの木と戦うシーン、先程まで木の中の細かい繊維すら見えていたのに上に少し飛ぶと人間の形に見えるというところ

木もパプリカも大きさは変わってない様に描かれているが大きさが変わらなければ現実ではそんな事ありえない

理屈が通ってる様で通ってないのは夢そのものだった

ストーリーは単純に人の心の隙間や登場人物の成長を描いたSFドラマなのだが悶絶する様なアニメーションと何度も繰り返される平沢進の音楽の調和が素晴らしいので夢らしい夢が観たかったら寝る前に観て欲しい

 

2月9日
劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション ★3.0

劇場版 ムーミン谷の彗星(吹替版)

ムーミン谷に彗星が落ちるかどうか確認しに仲間達が天文台へ冒険に行く

ムーミン谷の住人は何というか常に危機感と倫理観に欠けて自分の事ばかり考えているのだが不思議と牧歌的だし、観ていて社会性を忘れられて幸せになれるので好きだ

南の島でバカンスの方がそのキャラクター的側面は強く好きだったのだが彗星はより危機的状況なので面白い

不安になるビョークのOPと彩度の低いパペットアニメーションが不思議な位の楽観性のある世界に連れて行ってくれる

癒しだ

スニフは特に自己中心的なのだが最も自分に似ていてモヤモヤする

金を払わずに買いまくった商品をやっぱり返品した分で何故か他の細々した小さい商品買えたシーンは最高だった

一切の金銭のやり取りがないのに買い物をしている

後は仲間が谷底に落ちてるのに具合悪いからうるさいってスニフがキレるシーン

 

2月11日
ゾンビーワールドへようこそ ★4.0

ゾンビーワールドへようこそ [DVD]

高校二年にもなってスカウトを続けている三人組が突如湧いて出たゾンビーと戦う青春コメディ

ゾンビランドから続く童貞とモンスターもののこの食い合わせの良さと青春友情ものを堪能しつつ緩く笑った ゾンビ達は割りとバタリアン寄りかなと思った

今時の若者ぽい奴がなんだかんだスカウトやってその様子をSNSに上げてたりするの、可愛くて良かった

共闘した女と恋に落ちるってより友情で落ち着いたのが割りと珍しいパターンでよい

男前でかっこいい女の子で良かった、優しいし…

ゾンビのちんこ引きちぎりとクンニゾンビ酷過ぎて爆笑した

 

2月12日
ウォーキング・ゾンビランド ★3.5

ウォーキングゾンビランド(字幕版)

近年のゾンビ映画パロディをひたすら詰め込んだゾンビコメディ

ウォームボディーズのRに似せてる奴やゾンランのタラハシーに似せてる奴とかが共闘するので夢のオールスター感ある

EDのNG集とか観てると好きで作ってるのが伝わって来てほっこりした

ネタが分かれば面白いし、分からない人ならB級のスプラッタで下ネタノリなコメディ好きなら楽しんで観れると思う 結構オチの大円団までの流れは珍しいパターンな気もする

枕で叩かれたり、言葉で煽られたりしただけで死ぬゾンビが面白かった

 

2月15日
Dr.パルナサスの鏡 ★3.5

Dr.パルナサスの鏡 (字幕版)

その鏡に入るとその人の想像の世界に行きそこで人は選択に迫られる事になる

ヒースレジャー遺作、撮影途中での彼の死の影響か、辻褄を合わせた様な部分が多く見受けられる

想像の世界は楽しいが空虚な空間があり、想像力の限界のある個人の妄想感があって良い

展開は個人的にはそうなっちゃうのか、という思いがあったがこれがヒースレジャーの死によりこうなったのかは不明だ

思ったより勧善懲悪だった

選択をする中で大抵の誤った選択は納得したが、暴力と母で母が誤りという選択があったのが個人的によく分からなかった

 

2月19日
新しいワタシの見つけ方 ★3.0

新しいワタシの見つけ方 [DVD]

ちょっとワルな友達と付き合ってる優等生JDがひょんなことで馬の牧場の奉仕活動をやる事に、段々と馬が好きになっていくという話

所謂女性向け路線のドラマ系映画、主人公の女が段々ハッピーになっていく、テンポよし、爽やか、馬が綺麗 よく出来てるが物足りない

努力シーンが全て短いシーンのつなぎ合わせと爽やかな音楽っていう君の名は方式でこの映画の場合はトントン拍子に進み過ぎなのもあってアッサリさせすぎかなとか

安易に唐突に彼氏出来たりしなかったのはいいと思う…っていうかいい感じになってた男、友達の彼氏かよ!?ってなった

 

2月21日
モンスターズ 地球外生命体 ★4.0

モンスターズ / 地球外生命体 [Blu-ray]

定期的に巨大なモンスターが出現する中カメラマンは新聞社の令嬢をアメリカに送り届ける事になる、混乱した状況下でのロードムービー

まずこのモンスター、卵がキノコぽいし本体はタコだし黒くて光るので堪らない

しかし本題は混乱状況下での人間や癒し、現実などだ

カメラマンの彼の夢と現実、恵まれているかに思えた社長令嬢の垣間見える苦悩、二人が美しい自然の中淡々とアメリカを目指す最中で少しずつ歩み寄っていく様子が良かった

緊急時に割りと喚くタイプなのが少し腹立ったが二人とも基本的に大人なのでラストがほろ苦くてよい

社長令嬢凄い好み、セクシー

 

マッドボンバー ★4.0

マッド・ボンバー [DVD]

娘の死からの逆恨み連続爆弾テロ男、恵まれた家庭にありながら強姦を繰り返す男、それを異様な執着で追いかける刑事の三人をメインに展開するサスペンス

兎に角派手では無いが静かに全員狂人で印象深い映画 優雅に音楽を流しながら爆弾を組み立て日常の様に持ち歩くのが面白い

爆弾魔が道端で言い掛かりレベルの文句と正義を訴え、言い掛かりな爆破を繰り返し正義を訴えるのが、こんな狂人いるよなって感じだ

何というかどれもこんな奴居ないだろレベルの狂人に感じないのが面白いのかも

今の時代ではあり得ない捕まらなさだがそこにドラマがあると思った

自分の妻を自分で撮った自家製ポルノを観て致しながら絶頂と共に爆破されるシーンとかいきなり死ぬほど似るモンタージュとか笑ってしまった

 

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15本観たらしい

2月に観た映画リストを9月に更新するの、虚無

映画感想『セブン』 ★3.5

 

セブン [DVD]

セブン、異常連続殺人を追う引退間近のサマセット刑事(モーガンフリーマン)と熱血なミルズ刑事(ブラッドピッド)の話

フィンチャー監督の映画は気付いたら沢山観てるし、ゴーン・ガールファイトクラブエイリアン3やパニックルームなど好きな作品ばかりだがフィンチャー監督だからという理由で観たのはこれが初めての作品かもしれない
フィンチャー監督の作品には独特の間がある
日常にあるちょっといいなと思った無機物をしっかり撮るような間で、美しさを感じつつもその静かさや物語の一時的停止にもどかしさを感じる
この作品においてはそのもどかしさが話に寄り添う様で没入感があった

うんざりくる連日の雨、人が沢山いるカフェや警察を嘲笑うかの様な事件の連続にだらーっと観ていた
しかし、突然の銃声に驚きつつもグッと引き込まれる
カメラワークは色んな角度から登場人物を撮り、躍動感のある神の視点になりつつ、犯人と対峙する意地と使命感と対峙する中で次第に大きくなる恐怖を描く、ブラッドピッドの名演技
この映画で一番好きなシーン

ラストがこの映画を有名にした最も大きい理由だろうと思う、ショッキングで突然終わる様な展開、中盤の突然打たれるシーンの様だった
ラスト数分で驚きと絶望に飲み込まれ、そのままスタッフロールを暫く眺めてしまう感じ
こういったラストが珍しいかと言うと今ではそうで無いが描き方は鮮烈で夜中に思い出してこの映画を思うと色々考えてしまい寝つきが悪かった
ラスト付近の犯人との長い対話シーンが少々説教くさく感じたものの残すもののあるサイコサスペンスの傑作と思う